どーも、ホデナスです。
今回はFZR250R(3LN3)のフロントブレーキをカスタムしたときの記事になります。
さて製造から約30年でもはや旧車の域のFZRくん、フルードの交換はあれど一度もオーバーホールされていないだろうマスター…
効かないわけじゃないけどブレーキタッチは怪しく、操作性にストレスを感じていたのでオーバーホールついでに純正の横型マスターから社外ラジアルマスター(ラジポン)へ、ついでにブレーキホースはメッシュホースに変更することにしました。
交換後はスムーズなブレーキタッチになり、レバー操作量に応じての効き具合も純正横型よりリニアに反応してくれコントロール性が格段にアップ。大満足のカスタムになりました!
実際に行った手順や部品等まとめてありますので、よろしければお付き合いください。※参考にする際は自己責任でお願いします
目次
1.部品選定
2.交換手順
1.部品選定
まずは部品の選定です。
必要なのは、
・ラジアルマスター(ラジポン)
・メッシュブレーキホース
・角度付きバンジョーアダプター
の主に3つですね。
特にバンジョーアダプターですが、ラジポンの構造上ブレーキホースの取り回し大きくが変わるので、メッシュブレーキホースに標準でついてくるストレートタイプのバンジョーではレイアウトが難しくなります。
角度付きバンジョーアダプターを準備するのがベターです。
1.1 ラジアルマスター(ラジポン)の選定
まずはラジアルマスター本体、こいつがないと始まりません。
ブレンボとかベルリンガーとか使ってみたいけど予算的に無理。
ってことでなんとか手をだせる価格のデイトナ(ニッシン)のラジアルマスターにお世話になります。
選定にあたってはマスターサイズの確認が必要です。
適当に選ぶとブレーキタッチが大きく変わるので注意が必要です。
デイトナ(ニッシン)のラジアルマスターにはΦ19とΦ17の2種類のサイズが用意されており、Φ19は横型5/8インチ、Φ17は横型14mmと互換性があります。
FZRの横型純正マスターのサイズは5/8インチなので、素直にΦ19のラジアルマスターを選定すればOKです。
色は無難にホワイトタンク+本体黒+黒レバーにしました。
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1.2 メッシュホースの選定
FZR向け(純正長さ)のメッシュホースキットが各メーカーからでてます。
ブレーキは命に直結する重要保安部品なので信頼できるメーカーから。
実績のあるメーカーいろいろありますがスウェッジラインにしました。
ホースやバンジョー等のカラー組み合わせがいろいろ選べるのもよきです。※ブレーキフルードもついてきます
見た目は 下品 派手にしたくないのでオールブラックにしようかと迷いましたが、さりげなくカスタム感だしたいのでレッド×ブラックにしました。
レッドが差し色になってきっといい感じにしてくれるはず!
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1.3 バンジョーアダプターの選定
フロントブレーキマスター周りをよーく観察しながら、ラジポンをつけたときのホースの取り回しをイメージします。
スウェッジラインのFZR向けのメッシュホースは純正と違い途中分岐ではなく、マスター~キャリパーまで2本仕様なのでバンジョーアダプターも2個必要になります。
この辺は自分の空間把握能力を信じるしかありません。アクティブからでてる90°と45°のバンジョーアダプター(黒)にしました。
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あとはホースに負荷がかかることなく取り回せることを祈るのみです。
2.交換手順
2.1 カウル類を外す
ブレーキホースの取り回しがシビアになるので、作業性を考慮しカウル類を取り外します。
せっかくなのでカウルを外さないと洗えないとこもキレイにしておきます。
メンテの基本は清掃からです。
2.2 ブレーキフルードを抜く
ブレーキフルードを抜きます。
キャリパーのブリーダーボルトにホースをセットして緩め、ブレーキを握りまくって抜けるだけ抜きます。
2.3 マスターとホースを外す
純正のブレーキマスターとブレーキホースを残ったブレーキフルードをたらさないように注意しながら外していきます。
2.4 組み付ける
各々、取説を熟読し組んでいきます。
いきなり本組ではなく、まずは仮組状態でブレーキホースにストレスがかからないよう取り回しを確認します。
もちろんスタンドを使ってフロントタイヤを浮かし、フロントフォークが伸び切った状態で行います。
選んだ90°と45°のバンジョーアダプターでなんとかホースレイアウトできそうで一安心ですが、2つとも90°の方がホースにかかるストレスは少ないような気がしますw
ホースレイアウトが決まったら仮組していたところを本締めしていきます。特にバンジョーボルトのマスター側は注意が必要です。
レバーをハンドルにくっつくまで握ったときに、レバーがバンジョーアダプターに干渉しないようにしなければいけません。
干渉しないように注意しながらバンジョーボルトを締め付けます。
バンジョーボルトの締め付けトルクはマスター側キャリパー側ともに16N・mです。
バンジョーボルトを本締めしたらフィッティングを締め付けます。
フィッティングの締め付けトルクは12N・mです。
あとは各部本締めを行い組付けは完了です。
2.5 エア抜きを行う
あとはブレーキフルードを入れてエア抜きをすれば作業完了ですが、ブレーキラインにフルードが全くない状態からのエア抜きはかなりの苦行です。
今回は簡単に作れるエア抜き補助具を使ってエア抜きを行いました。
こちらの記事で手順等も含め今回行ったエア抜き方法をまとめてますで、興味ある方はぜひご覧ください。
注射器やボトルポンプはもう古い!?スプレーノズルを使ってバイクのブレーキを簡単エア抜き!【100均商品で自作工具】
冒頭にも申し上げてましたが、交換後はスムーズなブレーキタッチになり、レバー操作量に応じての効き具合も純正横型よりリニアに反応してくれコントロール性が格段にアップ!
大満足のカスタムとなりました!
それでは最後までお付き合いありがとうございました。
より良いバイクライフを!