CRM50 ステアリングステムオーバーホール前編【CRM50レストア#8】

ハンドルのガタやひっかかりは無かったがステム下部よりグリスにじみがあったので、ステアリングステムをオーバーホールする。

さっそくステアリングステムまわりをバラす。

いきなりバラされている画像だがステムナットがなかなか緩まなくて一苦労。最終的にエアインパクトで外した。(最初からそうしとけばよかったw)

フレームに圧入されているアッパー・ロア側両方のベアリングレースはキレイで異常なし。もちろんベアリングも問題なし。

ただロア側のオイルシール部よりグリスにじみがあったのでここは要交換。

ロアのオイルシール交換には圧入してあるベアリングを外さないと(破壊)いけないので当然ロアベアリングも新品交換…ロアベアリングレースもロアベアリングとセット交換必須なのでロアベアリングレースも必然的に要新品交換…。

あとはついでなのでアッパー側のオイルシールを新品に、ステムナットも耐水性に問題のある初期型のモノから中期型以降のメッキ袋ナットに、あとはトップスレッドワッシャーも。

ということでフレームに圧入されているロアベアリングレースを叩いて外す。

外したベアリングレースは新品のベアリングレースを圧入するときにプッシャーで使用するので捨てずに保管。

次はステアリングステムに圧入されているロアベアリングを取り外す。外すには着き当てまで圧入されている部分にクサビ(タガネ)を打ち込んで外すしかないし、当然オイルシールとベアリングは変形して再利用不可。ここは割り切って思い切り叩くのがポイント。だがステアリングステムに傷をつけないようにある程度自重。

外れたけどステアリングステムの圧入部に少し傷をつけてしまうw 盛り上がりやひっかかりがないようにリューターに砥石をつけさらっと修正。

外したベアリングは内輪を新品圧入時のプッシャーで使用するので破壊する。

ここでステアリングステム周りの部品が軽いサビや塗装ハゲ等で汚かったので塗装することに。

真鍮ブラシやワイヤーブラシで汚れやサビを取り除き中性洗剤(食器用洗剤)で脱脂洗浄し塗装。使用する塗料はシャシーブラック!塗膜が強く安価なのでけっこう便利。

シャシーブラック乾燥後、思ってたよりツヤがあったのでツヤ消しクリアで上塗り。

しっかりと乾燥させてから組み付け作業へ!

後編へ続く…

【今回かかった費用】

・シャシーブラック(油性):548円

・ツヤ消しクリア:731円

【これまでかかった費用】

18,347円

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CRM50 ステアリングステムオーバーホール後編【CRM50レストア#9】

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CRM50 ホイールベアリンググリスアップ・ダストシール交換【CRM50レストア#7】

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