CRM50 エンジン始動前点検 【CRM50レストア#2】

CRM50を直して乗るとはいったものの、肝心要のエンジンがかからないと話にならない。レストアするにあたりまずは心臓部であるエンジンをチェック。

放置前は元気にフケてたエンジンなので、燃料供給系をさらっとチェックすればすぐエンジンかかるんじゃねと単純思考で作業開始!

1.エアフィルターの確認

長年放置したバイクでエンジンをかける前にまず見ておきたいのがエアフィルター。

スポンジ状のフィルターが経年劣化し、触れるだけでボロボロになったりする。
そんな状態でクランキングしたら、キャブ~シリンダーまでフィルターのカスでゴダゴダになるから気をつけよう。

フィルターを外し触診…うん、問題無し。
せっかく外したのでエアブローして組み付ける。

そういえばバリバリ乗っていた頃にデイトナの汎用フィルターに交換してたな…
このフィルターは純正じゃなくてデイトナのターボフィルターのはず。

保管状態にもよるだろうけどデイトナターボフィルターは12年は大丈夫w

【追記】レストア終盤で劣化してて使い物にならなくなりましたw

2.燃料タンクの確認

次に燃料タンクの確認。タンクがサビだらけになってたらキャブがサビで詰まってエンジン始動どころではない。

燃料キャップを開け目視でタンク内部を確認…幸いにもキレイ!一応バイクカバーをかけ雨ざらしにならないようにしていたのがよかったのかな。

次はタンクに燃料を入れてコックを開けて出てくるガソリンを目視チェックする。

タンクから出てくるガソリンに異物も無くキレイで問題無し!

3.キャブレター簡易清掃

最後に燃料供給装置であるキャブレターをチェック。ここで燃料や空気の通路に詰まりがあると当然エンジンの始動は難しくなる。

キャブレターを取り外し分解…意外にも中はキレイな状態。(作業に夢中になってしまい写真無し…ごめんなさい)

スロットルバルブ、ニードル、フロート、メインジェット、スロージェット、アイドルスクリュー、エアスクリュー、etcを取り外しパーツクリーナーで清掃と同時に空気と燃料の通路に詰まりがないか確認する。

スロージェットに詰まりを発見。エアブローで吹いたりしてみたがとれず…キャブ穴ピンクリーナーは今手元にないし…どうしようか…

結果、そのまま組み付けるw

スロージェットが詰まってるということがわかっただけでもばらした意味あるし!
エンジンかけるときにややアクセル開け気味にすれば大丈夫だし!
…と自分に言い聞かせるw(本格的に直すと決めたらしっかり清掃して組み付けます)

フロート室のパッキンがダメになってたのでとりあえず液状ガスケット塗って対応。(本格的に直すと決めたらパッキン買って組み付けます)

キャブレターを組み付けフロート室のドレンを緩めるとガソリンがしっかり出てくるので、キャブレターまではガソリンが来てることを確認完了!

4.プラグ清掃&シリンダー油膜張り

ここまで来たらプラグ清掃とシリンダー内の油膜張り。(ここも作業に夢中で写真無しです…ごめんなさい)

まずはプラグを外すとカーボンの付着も少なくキレイ…そういえば放置前にプラグ交換してたような気が…とりあえず軽く洗浄し乾燥。

次に12年放置し油膜が切れてるであろうシリンダー内に油膜を張る。
プラグホールからKURE556をつっこみシリンダー内壁面にまんべんなく塗布。(本来ならシリンダー外して要所に2stオイル塗り込んだ方がいいと思います)

慎重にゆっくりとクランキングしシリンダー内部に556をなじませる。
プラグとプラグキャップを組み付け、あとはエンジン始動にTRY!

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